8月19日(金)、小樽佛教会(66ヶ寺加盟・門屋憲明会長)主催の第23回おぼん万灯会が、小樽運河公園で3年ぶりに法要のみで実施された。
好天に恵まれた会場に、僧侶らスタッフ約50名が、13:00から約4,000個の灯篭を設営し、17:00から点灯。命のつながりを伝える夏の風物詩の復活を喜んだ。
18:00からは、五宗派(浄土真宗、浄土宗、真言宗、曹洞宗、日蓮・法華宗)の読経を行い、19:00から、会場で販売された蓮華灯を噴水池に流し、幻想的な光景が創り出された。
祭壇前では、約30名の僧侶が一同に参列して万灯会法要を約20分間行い、会場に訪れた人々も静かに手を合わせ、それぞれに故人を偲んだ。
法要を終えた門屋会長は、「万灯の灯を送り火にして、お盆の最後を沢山の僧侶が集まり、大法要を終えた。皆さんの大切な方々に思いを馳せ、命を大切にしてもらいたい」と挨拶した。
灯篭でぐるりと囲まれた噴水池には、沢山の人々が集まり、蓮華灯が水面に揺れながら流れる様子を見守るよう手を合わせていた。
20:30頃から消灯を開始し、今年のおぼん万灯会は無事に終了した。
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