民間団体として日本で唯一、一般社団法人グローバル人材育成推進機構(神戸市中央区)所有運航の練習帆船“みらいへ”(船籍:神戸港)が、8月10日(水)21:00、北海道3港目の小樽港勝納2番バースに入港。初入港を記念して、13日(土)は10:00〜12:00と13:00〜15:00に、船内見学会が実施された。
練習帆船兼環境調査船(セイルトレーニングシップ)のみらいへは、総トン数230トン・全長52.16m・幅8.6m・深さ5.9m・船員定員13人、3本あるマストのメインマストは甲板上30m・総帆数13枚・最大速力約6ノット(毎時11km)。
セイルトレーニングシップとは、帆船での航海を通じて、海や船について学びながらチャレンジ精神やチームワーク・自己効力感を養うプログラムのこと。
好天の下、船首から船尾まで旗を飾る祝いの時に掲揚する満船旗で、船内見学会の帆船ファンを出迎えた。目だった混雑もなく、10:00から待ちわびた人々が乗船を開始。あちこちに説明パネルが掲げられ、デッキや操舵室や船内のベットルーム・ゲストルーム・食事やミーティングをするメスルームなどをゆっくり見学し、乗務員らも質問に丁寧に応じていた。
デッキには、紫外線照射や繰り返し波を被っても耐えられるチーク材が使われ、ヤシの実などの掃除道具を使ってのゲーム体験も用意されていた。
久しぶりの帆船とあって、見学に訪れた人は船内を熱心に見てまわり、写真に収めていた。
14日(日)は、体験航海を4回(9:00・11:00・13:00・15:00 )、各回1時間半を予定している。参加費用:大人2,000円・小学生1,000円・未就学児無料。申込は14日の当日8:30から先着順・各回50人。
出港は15日(月)を予定しているが、悪天候時は延期となる。