7月31日(日)告示後、1週間の選挙戦を繰り広げ、8月7日(日)投開票が行われた小樽市長選挙は、現職の迫俊哉氏(63)が、新人の野呂田博之氏(64)と秋野恵美子氏(70)を抑えて、2期目の当選となった。
22:30に確定した投票数は、迫氏25,875票、秋野氏6,513票、野呂田
氏5,802票。投票者数38,658・有効投票数38,190•無効投票数468。(写真提供:広報広聴課)
市内46ヵ所で7:00~20:00に開設された投票所の投票を、小樽市総合体育館(花園2)に集め、21:00から開票が行われたが、結果を前に、小樽駅前第1ビル
(稲穂2)4階の迫選挙事務所に80名ほどの支援者が集まり、出口調査などの結果から当選を発表し、迫氏と共に喜んだ。
迫氏は、「将来に向けたまちづくりはまだまだ道半ばであるが、着実に前進をさせていきたい。重点公約は人口減少対策で、なかでも社会減の抑制をターゲットとして取り組んでいく。あらゆる施策をそこに振り向け、子育て支援・生活環境・教育環境・経済対策などを、総動員して社会減の抑制に取り組む。
私のリーダーシップ力・組織力の向上が求められ、しっかりと自覚を持ちながら、重点公約についての成果をしっかりと導き出せるように取り組みたい。真価を問われる4年間を全力で戦いたい」と、当選の意気込みを述べた。
「市民の皆さんと、市長・行政との距離感があり、市民は行政に対しての不信感があったと思うので、この4年間、市民の意見を伺い、身の回りにある小さな問題や課題の解決を着実に実行してきたところに評価をいただいたと感じてい
る」と、勝因のついて述べた。
投票率の低さについては、「いろいろな要因が背景にあると思うが、人口減少の大きな課題が横たわり、それを解決する現実的なテーマが中心だった。若い世代からの夢や希望、そういったものを感じられる要素が少なかった点もあるかと思う。これからの実務の中で、夢や希望を感じられるまちづくりを実現していきたい」と述べた。
今回の投票者数は38,658で投票率39.94%。2019(平成30)年8月26日の選挙では、投票者数は56,582で投票率54.88%だったため、今回は14.94ポイント減となった。
当選証書付与式は、8月9日(火)10:00から市役所(花園2)第2応接室で開かれる。
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