8月4日(木)・5日(金)の両日、小樽市総合博物館(手宮1)本館で、3年ぶりに対面による青少年のための科学の祭典小樽夏大会を実施した。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、事前予約で人数制限し、ブース数も大幅に縮小。3回に区切り実験工作体験と実験ショーを実施。4日(木)は102名が参加した。
ほくでんネットワークは、同館玄関前でクイズを盛り込み、木製の冷蔵庫やランプなど電気を使っていない時代から現在の電気自動車まで、電気の普及について紹介し、エントランスホールでは、風を起こして発電したり電気について学ぶブースを設け、株式会社光合金製作所による水の形を見てみようも自由体験ひろばで実施された。
実験工作体験では、バスボム作りとアンモナイトレプリカ作り(講師:余市町立黒川小学校田畑雅史氏他)、ストロー立体模型作りと光る反射材入りストラップ作り(講師:双葉高等学校古田和幸氏と生徒会とボランティア)、まが玉作り(小樽市立長橋小学校・但木功氏他)が行われ、参加した子どもたちは、顔や服の汚れにも気づかないほど集中して作業に取り組み、完成品を持ち帰った。
実験ショーは、NPO法人小樽青少年科学技術の芽を育てる会・旭司益氏らが講師を務め、紫外線・赤外線などの見えないものをみようをコンセプトに開催された。
スマートフォンのカメラに写すと赤外線が見えたり、紫外線ランプを使って、蛍光色に当てると見ることができ、洗剤をビーカーに入れ紫外線ライトを当てると蛍光漂白剤が光って見えた。
最後に、沸騰したお湯に液体窒素を入れて爆発させ、参加者を驚かせた。
小学4年生の女子は、「入浴剤の作り方が初めて分かった。色や香りを決めたりして楽しかった。実験ショーは勉強になった。最後に爆発してびっくりした」と楽しんだ様子だった。
教育委員と視察に訪れた林秀樹教育長は、「子どもたちの眼の輝きが違う。久しぶりの催しで楽しそうだった」と話した。
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