100年の歴史次世代へ オタルサマーフェス開幕

 

 

 小樽市制施行100周年記念事業として、7月30日(土)に、日銀通りや小樽運河・旧手宮線を会場に、オタルサマーフェス実行委員会(吉田敬徳実行委員長・小樽青年会議所理事長)主催で、かつてのサマーフェスティバルを彷彿とさせる、OTARU SUMMERFES 2022がスタート。

 

 1986(昭和61)年〜1994(平成6)年の9年間実施された同フェスティバルよりも、規模を2倍にして旧手宮線や運河を広範囲に使い、日銀通りを臨港線から色内交差点まで通行止めに、メインステージやビアガーデンを設けた。

 

 運河散策路にはカフェやマーケットが並び、北運河では旧第3倉庫のバルコニーからJAZZライブとライトアップ、旧三井銀行小樽支店には、明治から現代までの町並み・建物・人ひとの暮らしなどの写真100点を展示した、未来の小樽に伝える100年の歩みを振り返る写真展を開催。

 

 小樽芸術村中庭には子どもガーデンを設け、10店舗とキッチンカー4台を並べ、バタービールを提供する子どもBARや大型とらんぽりんに、多くの子どもたちが訪れていた。

 

 浅草橋街園では、未来創造高校の学生と複合交流施設Tug-Bのメンバーが、高校生カフェS・エスをオープンし、ご当地メニューでおたるにあったらいいな総選挙を開催。

 

 運河散策路にはハンドメイド商品を販売する店舗や小樽プライド委員会によるPRブースが並び、いつもと違った光景が広がった。

 

 運河プラザ前庭では、石と鉄と洋食屋マンジャーレ、喫茶一番庫が、米10㎏を使った100食分の巨大パエリアを調理して販売。

 

 

 

 日没とともに100周年記念ライトアップが始まり、日銀通りや運河散策路の街路樹58本にLEDイルミネーションを点灯。

 

 旧国鉄手宮線色内駅跡地では、枕木を鍵盤に見立てた光と音のインスタレーションが行われ、駅前通り南側から中央通りまでの区間の片道のみ、初めて夜のトロッコを運行させた。

 

 日銀通り側のビアガーデン入口には、かつての同フェルティバルの夜を彩ったイルミネーションオブジェが復活し、多くの来場者で埋め尽くされた。

 

 北運河でも、小樽未来創造高校による“OTARU”の光の文字の演出や、旧第3倉庫がライトアップされ、バルコニーをステージにJAZZライブを実施。散策路では、小樽ビールによる北運河レストランに、大勢の人が光と音楽と飲食を楽しんでいた。

 

 2日目の31日(日)も同じ内容で実施され、メイン会場特設ステージでは、元ホワイトベリーの前田有嬉さんが「夏祭り」を唄いフィナーレを飾る。

 

 ◎OTARU SUMMER FES 2022(外部)

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