第56回おたる潮まつり閉幕 来場者数90万人

 おたる潮まつり実行委員会事務局は、新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりに、7月22日(金)から3日間の日程で通常開催された第56回おたる潮まつり(中野豊実行委員長)の来場者数が90万人だったと発表。

 

 3日間のうち、一時は雨にも見舞われたが、概ね天候に恵まれ、効果的な広報やイベントの企画、最終日の花火大会など、メイン会場は多くの来場者で賑わった。初日と2日目の来場者数は、コロナ禍の影響などにより伸びなかった。

 

 潮ねりこみは、参加者が例年の半数弱となる約3千人・53梯団の出場に留まり、コロナ感染拡大を懸念し2梯団が辞退した。コースも例年の半分に縮小したため、沿道の見物客も少なかったことが来場者数にも響き、第53回の6割程度と見積もった。

 

 最終日は、花火大会を楽しみしている人々で溢れ、第53回目と同等の賑わいを見せていた。

 

 花火前に予定していたドローンショーが、花火を先に打ち上げなければならないという機材トラブルに見舞われたが、終盤の港内の台船から打ち上げた3尺玉まで、観客を楽しませた。

 

 ドローン700基のスケールでは、全道で初めてだったこともあり、スタッフもトラブルに戸惑い、帰りかけた来場者もいたが、急遽、21:20にドローンショーが無事開催することができた。

 

 過去の来場者数は、2006(平成18)年第40回目に、これまでの最高の125万人を記録し、その後、102万人から109万人を経過。2009(平成21)年には94万人と落ち込んだことも。

 

 2012(平成24)年の第46回では115万人、2014(平成26)年の第48回目は、悪天候によりやむなく中止となり、来場者のカウントができなかった。

 

 2015(平成27)年の第49回目は113万人に戻り、2016(平成28)年の第50回は、前年の15万人増の128万人を記録した。

 

 その後も、51回目から53回目までは、102万人から119万人と100万人台をキープしたが、54回と55回は中止。今年の56回目は90万人だった。

 

 ◎おたる潮まつり公式サイト(外部)

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