小樽市立北陵中 保健体育で性について考える

 小樽市立北陵中学校(清水町1・岡本清豪校長)では、3年生を対象に、7月21日(木)4時間目の保健体育を活用し、体育館で「性に関する教室」を開き、妊娠や感染症について考える時間を設けた。

 

 小樽市こども未来部こども家庭課・保健師の竹内有里さんが講師を務め、心も体も成長する思春期の男女の状況について、分かりやすく解説した。

 

 未成年の妊娠は保護者に話す必要があり、産む選択にはそれなりの覚悟や準備が必要だとし、産まない選択をした場合の人工妊娠中絶や避妊ついて説明。

 

 HIVなどの性感染症については、性行為や輸血、母親から赤ちゃんへ感染るなどの経路を含め、正しい知識を身につけることが重要だとした。

 

 現在、保健所では、新型コロナウイルス感染症対策対応のため、HIV抗体検査を中止。他の地域の保健所で検査を受けることもできる。

 

 最後に、「正しい知識を持ち、自分自身を大切に、NO!と言える気持ちや相手を思いやる気持ちを持ち、自分で選んで決めていく、自分の気持ちを伝える力を身につけてもらいたい」と締めくくった。

 

 悩みがある人は、月曜日から金曜日9:00〜17:20に、0134-32-5208・メールなどで、子ども家庭課へ。

 

 ◎小樽市立北陵中学校(外部)

 ◎小樽市家庭児童相談室(外部)