防犯活動に尽力 小樽警察署で表彰伝達式

 小樽警察署(富岡1・本間博幸署長)は、7月7日(木)11:00から同署会議室で、北海道警察本部長及び北海道防犯協会連合会との連名による2022(令和4)年度防犯功労者に対する表彰状の伝達式を実施した。

 

 多年にわたり地域の防犯活動に尽力され功労が認められた、パークシティ幸町会・中田貞蔵顧問(87)と緑本町会・田中邦男会長(81)の個人、小樽市東雲町会(増田榮治会長)の団体が受賞。伝達式には同町会・三上政信氏も出席し、本間署長から表彰状が手渡された。

 

 

 中田顧問は、児童の見守り活動など27年間にわたり自主活動を行い、田中会長は、高齢者に対する特殊詐欺防止啓発活動など15年間に渡り自主防犯活動を行った。

 

 東雲町会は、1952(昭和25)年の結成以来、町会長を中心とした登下校の児童への挨拶見守り活動、社会福祉協議会と協力して独居老人への見守り巡回活動など、意欲的に自主防犯活動を実施している。

 

 この2名・1団体は、自分たちの住む町は自分たちで守るという意識の下、多年に渡り、小樽市を安全で安心なまちとするために尽力し、その功績は顕著であり、その功労が認められた。

 

 本間署長は、「多年にわたり、小樽市の安心安全を守っていただいているのは皆さんのお陰。15年・27年・50数年に渡り、地域の安全活動に尽力している2名と町会には感謝している」と敬意を表した。

 

 中田顧問は、「パークシティは1993(平成5)年に町内会ができ、比較的新しい町内会で会長を務めた。子どもたちの登校時に見守り活動を実施。高齢化が進み、お年寄りの見守りが中心となり、今後も声掛け、冬の除雪のサポートに力を入れたい」と話した。

 

 田中会長は、「子どもの登下校時の見守りや、特に力を入れたお年寄りの見守りとして弁当を配布したり、詐欺に遭わないように、機会があるごとに気をつけてくださいと伝えている。今後も不審なことがあったら警察に連絡するよう伝えている」と話した。

 

 増田会長は、「小さな子どもからお年寄りまで、住み慣れた町・東雲に住んでいて良かったと言われる街づくりを目指している。東雲町会は古い町会で、お年寄りが多い。地域の見守り活動が原点である。

 

 さらに皆さんに安心で安全な町と思ってもらえるよう、重点を絞って充実したまちづくりをしていきたい」と話し、それぞれが受賞を機に決意を新たにしていた。

 

 ◎札幌方面小樽警察署(外部)