おたる水族館(祝津3)では、新型コロナウイルスによる行動制限なしの夏を、3年ぶりに迎え、夏ならではの夜間営業やイルカショーの新種目、水族館コンサ—トなどを盛り込んだ。
初の取り組みとして、7月2日(土)と10月1日(土)の13:30〜17:00に、音のない水族館を実施する。
聴覚過敏の障がいを持つ子どもの母親からのメールをきかっけに、スピーカーから流れる音に敏感に反応する人でも、安心してショーやイベントを楽しんでもらおうと、環境を整えるための一歩として企画。
館内のBGMや放送、ショーでマイクによる解説など、スピーカーからの人工的な音を一切やめ、無音の状態とし、ショーなどの解説は、ボードに書き込んで伝える工夫をする。
館内案内については、4つのデジタルサイネージを活用し、落とし物など突然の伝達事項には掲示板を持ち歩く方法など、工夫して対応する予定。
7月16日(土)〜18日(月･祝)の3日間は、9:00〜20:00の夜間延長営業を行い、18:00からのイルカショーナイトバージョンと、18:30からアザラシ、18:40からペンギン、18:50からトドによるトワイライトダイビングを追加して実施する。
この期間の16:30〜17:50で、食体験イベントを初開催する。
食材として利用されない未利用魚に注目。祝津の早朝の漁に同館職員が同行して魚を確保し、レストラン三幸の調理人による解体を公開し、フライなどにして試食会を行う。希望者は事前予約が必要で、各日20名･参加費1,500円。
7月9日(土)･8月6日(土)･9月10日(土)に、3年ぶりの水族館コンサートインイルカスタジアムも復活。
特別展「生き物の不思議」は、第2部「成長の不思議」へ展示替えを行い、夏限定のイルカと一緒に泳ぐ「イルカといっしょ」も、7月9日(土)から8月31日(水)まで1日3回(11:30･13:00･14:30)を予定している。
イルカショー新種目スプラッシュタイムは、7月9日(土)から各回ショー終了後に、バンドウイルカが客席に大量の水を豪快に飛ばす、夏ならではの企画で、濡れ対策にポンチョの販売も行う。
◎関連記事
