小樽市政施行100周年記念事業に関連し、6月19日(日)色内ふ頭公園(色内3)をスタート会場に、3年ぶりとなる第34回おたる運河ロードレースを実施し、ランナー約1,700名が小樽の街を駆け抜けた。
昨日からの天気予報も雨から晴れに変わった小樽は、気温22℃前後の汗ばむ陽気となり、熱中症にも配慮した久しぶりの開催となった。
小学生(3~6年生)2kmコースに199名、中学生5kmコースに74名を含む1,680名がエントリーし、ボランティアは約400名が参加。
小樽市(迫俊哉市長)と大塚製薬株式会社が、2021(令和3)年7月に締結した包括連携協定が縁で、ゲストランナーとして伊藤舞選手と川内理江選手が招かれ、伊藤選手が5kmの部、川内選手が10kmの部で軽快な走りを披露した。
8:30からの開会式では、大会長を務める迫市長が、「ランナーそれぞれが、タイムを出す・完走するなどのテーマを持って参加していると思うが、テーマを達成できるよう祈っている」と激励した。
同公園入口に、10kmコースにエントリーした選手が並び、9:00に迫市長の合図でスタート。9:15に2kmコース、9:20に5kmコースとスタートが続き、交通規制が敷かれた北運河を駆け抜け、沿道で応援する家族や友人に応えるかのように、選手たちは一気にゴール目指して加速した。
小学生男子2kmコースを7分38秒で優勝した梅田晄君(小6)は、朝里TFC所属の1,500mの選手で、「今回2回目の出場でペース配分が上手にできた。優勝できてとても嬉しい」と話した。
7分41秒で2位となった、深川市在住で初参加の馬場湊一朗君(小6)は、「優勝したかった」と悔しい様子を見せていた。
8分10秒で3位となったOAJC所属の桑原楓君(小6)は、「8分を切りたかったがこれで良し。今後も陸上を続けたい」と今後の意気込みを見せていた。
桑原君の父親は、「この3人は陸上仲間で、負けられないと思って追走し、食いついて頑張っていた」と状況を説明してくれた。
優勝した梅田君の弟・紫貴君(小3)は6位となり、「初めて参加したが楽しかった。来年は5位の人を抜かし、今年以上の成績を狙いたい」と意欲を示していた。
レース終了後、小中学生を対象に、ゲストランナーによるランニングクリニックが開かれ、初の試みとなるキッチンカー9台の飲食販売も行われた。
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