小樽市消防本部は、危険物安全週間(6/6〜11)に合わせ、6月8日(水)13:30から、危険物に係る火災予防意識の高揚及び啓発並びに職員の消火技術の向上を図ることを目的に、危険物施設における火災を想定した訓練を小樽市消防訓練場(天神2)で実施した。
地震により屋外タンク貯蔵所の配管に亀裂が生じ、流失した燃料から火災が発生し、タンク上面に延焼中であるとの想定で行われ、消防署職員23名が参加して化学車など消防車両6台が出動した。
同訓練場の副訓練塔を屋外タンクに見立てて火災が発生したと、消防車両が現場に駆け付けた。
燃料が流出した火災のため、耐熱服の隊員2名が泡消火薬剤を使用した消火にあたり、はしご車からも泡消火薬剤の消火を開始し、消防各隊が連携して行った。
浪岡郁夫消防署長は、「特に危険物施設での火災は甚大な被害が及ぶため、今回の訓練では消火薬剤を使用した実践訓練を行った。訓練の積み重ねが危険物施設の防火体制の強化に繋がる」と述べた。
このほか、同週間内に危険物施設の立入検査等も行う予定。
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