小樽市長定例記者会見 令和3年度観光入込客数報告

 小樽市(迫俊哉市長)は、5月27日(金)11:00から、市役所(花園2)2階市長応接室で定例記者会見を開き、2021(令和3)年度観光入込客数や市制100周年記念協賛事業の募集について報告。

 

 2021(令和3)年度の観光入込客数は、前年度より6万3,600人増の265万9,000人となり、コロナ以前の2019(令和元)年と比較して38%に留まり、依然として厳しい状況が続いている。

 

 約2年ぶりに、国が外国人観光客の入国緩和を決め、教育旅行の生徒や、西洋美術館の開館、大型客船関連として、商船三井客船が運航するにっぽん丸が小樽発着の飛んでクルーズを4回予定するなど、明るい兆しも感じつつ、小樽観光を軌道に乗せるために、小樽の魅力発信と施策に努めたいと意欲を示した。

 

 GW期間中、駅や店舗などの人の動きを調査した結果については、「コロナ前の6〜7割に回復していたが、残りの3〜4割はインバウンドが占めていたため、インバウンドが戻り次第、初めてコロナ前に戻れる。円安を活用し、多くの人々に訪れてもらいたい」と期待を寄せた。

 

 ここ2年間、寄港がなかったクルーズ客船については、7月にぱしふぃっくびいなすが2年10か月ぶりに寄港する。内航船の寄港は待ちに待っていたことで、外国人の入国緩和の動きと合わせて、クルーズ客船に期待し、感染防止対策をしっかりと行いたいとした。

 

 ◎令和3年度小樽市観光入込客数の概要(PDF)

 

 「2022小樽市制100周年記念協賛事業」の名称を冠にかけて事業を実施する、名称使用届の申請を5月1日(日)から受け付けている。

 

 市制施行100周年を広く周知する事業や100周年を契機に市のPRに資する事業を対象とし、期間は2022(令和4)年5月1日〜2024(令和6)年3月31日。5月27日(金)現在で6事業が届出をしている。

 

 ◎2022小樽市制100周年記念協賛事業について(外部)

 ◎2022小樽市制100周年記念協賛事業について(PDF)

 

 小樽余市の国有林に風力発電計画が進められている中、小樽余市の巨大風力発電から自然を守る会(平山代表)のメンバーと共に、迫市長も、5月8日(日)に塩谷丸山登山を行い視察し、その感想について質問された。

 

 市長は、「再生可能エネルギーは、自治体としても取り組んでいかなければならない。塩谷丸山の眺望を妨げるようなウインドファーム(風力発電所)建設について、自身としても見る必要があると感じた。

 

 この建設のために、最終的には自然環境や生態系・景観など、失われるものがどれくらいあるか、しっかりと検証して最終的に判断したい。そのための前段として、市としての意見を言う時期が間もなくやってくるので対応したい。

 

 小樽にとって景観は大事で、塩谷丸山から羊蹄山が見えるが、その眺望が妨げられること、山の中に工事用の道路が整備され、少なからず生態系・自然環境に影響があると感じた。これから様々な角度からしっかりと検証していきたい」と述べた。

 

 ◎小樽市公式HP(外部)

 ◎R040527市長記者会見記録(外部)

 ◎R040市長527記者会見記録(YouTube)

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