小樽市総合博物館本館(手宮1)では、市制施行100周年記念関連事業として、小樽の文化財を活用した鉄道歴史体感プログラムを実施し、国指定重要文化財「旧手宮鉄道施設」の付加価値を高め、当時の風景を再現することで、生きた歴史の体感・体験を通じて、文化財への理解を深める取り組みを行っている。
4月末から蒸気機関車アイアンホース号が牽引する明治風の貨物混合列車の体験乗車の実施に合わせ、本館屋外展示場の中央駅に停車の新装した明治風の一等客車と三等客車・石炭車を、5月21日(土)・22日(日)の10:00と14:00から公開し、自由に記念撮影できるよう初企画。
初日は、午前の部に13組28名、午後の部に14組39名が、客車や石炭車に乗り写真撮影を楽しんだ。
2日目の午前の部には17組61名が訪れ、通常は、発車時刻以外公開していない客車内部に自由に入ることができ、思い出作りの家族写真が撮れると人気になった。
共和町から来館した家族連れは、「子どもたちが大の電車好きで、写真も撮影できるし楽しめて良かった」と話した。
アメリカから輸入された北海道初の蒸気機関車8台のうちの1つで、館内に展示中のしずか号の運転席も同時に公開され、子どもから大人までが楽しんでいた。
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