小樽市総合博物館(手宮1)では、春支度のひとつ、屋外展示場の車両の養生シートを外す作業が、4月16日(土)・17日(日)の2日間で行われた。
今シーズン大雪だった屋外展示場の雪もようやく融け、車両に掛けられたブルーシートが気になる市民からは、いつ外すのかの問い合わせが多く寄せられていた。
初日16日は屋外で作業する絶好の天気となり、9:30の館内1階のエントランスには、アイアンホース機関士・職員、一般市民ら13名が集まり、昨年11月に5日間かけて作業した展示車両31両のシートのおよそ半分の15両を目標に作業が始まった。
最初に手宮口に展示しているC12 蒸気機関車から、車両を包んでいるシートの下にある紐をひっぱりながら解き、シートを一斉に引っ張ると、5ヶ月ぶりに優美な姿を現した。
車両に見とれている時間などなく、直ちに包んでいたシートを丁寧に畳み、台車に乗せて運ぶ作業を繰り返していた。
初めの30分間では3両しかできなかったが、徐々に慣れていき、手際も良くなり外して畳むスピードもアップ。45分間ほどで7両のシートを外し畳むことができた。
体験に参加した阿部萌香さん(7)と悠斗君(5)の姉弟は、「紐をひっぱったり初めて手伝った。シートを外した電車が見られて良かった」と話した。
また、中澤心春さん(小5)は、「電車が好きで、博物館に来るのが楽しみ。初めてのシート外しに参加し楽しかった」と喜んでいた。
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