4月に入り小樽市内でも雪解けが進み、春の便りが聞こえる今日この頃、3日(日)は朝から快晴となり、長橋なえぼ公園(幸1)では、春を待ちわびた市民らが、散策に訪れていた。
1年を通して第1日曜日毎に開催される野鳥の会も、春の野鳥観察を楽しんでいた。
今年は大雪の印象が強い中、累計降雪量は例年よりも少ないとの報道もあったが、なえぼの雪は例年よりも多く、4月に入っても散策路は雪に覆われたままで長くつが必要だ。
公園内を流れる川は、雪融け水と合流して勢いを増し、川縁のフキノトウを横切り音を立てて流れていた。
雪を踏みしめながら歩くとミズバショウの池に到着。まだ、数株が顔を出しているだけで、カエルの卵も確認できなかった。
鳥の囀りを聞きながら雪深い散策路を進むと、多きなこぶをつけた木を見つけた。
何度か雪に埋まりながら到着したザゼンソウの池周辺は、まだまだ雪に覆われていたが、春を告げるザゼンソウは数株顔を出し、仏炎苞も確認できた。
これから、郡生になりそうな小さなザゼンソウが、土の中に待機しているのも見られた。
今後、春の妖精スプリングエフェメラル(春の山野草)が、次々と目を覚まし、訪れた人々を楽しませてくれる。
森の自然館は4月12日(火)から、9:00〜17:00(10月1日〜16:00)で開館。休館日は月曜日(祝日の場合は翌日)。
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