新旧交代! ミスおたるからコンシェルジュへ

 

 

 ミスおたる運営協議会(西條文雪会長)では、ミスおたるの最後を務めた63代目となる2021ミスおたるの髙田彩さんと山川穂乃果さんの退任式と、名称変更した初代2022小樽コンシェルジュの山本奏美さんと髙橋彩華さんの任命式を、3月25日(金)小樽市観光物産プラザ(色内2)1番庫ギャラリーで行った。

 

 ミスおたるの髙田さんと山川さんは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で思うように活動できず、例年であれば15回程度あった物産展での活動も激減し、岡山・広島・千葉・石川県の4ヵ所のみとなった。

 

 3月末までの任期で新旧交代の日を迎え、ミスおたるから小樽コンシェルジュへ襷をかけ、思いを託した。

 

 西條会長から小樽コンシェルジュの2名に任命証が手渡され、「今年からコンシェルジュに名称が変わった。語源はフランス語で“アパートの管理人”の意味合いがあり、総合案内人でお客様の満足度を高めるために手伝う人。小樽観光にいらした人や市民に対しても役割は大きい。

 

 コロナの2年間は活動できず、1番の出番の潮まつりや雪あかりの路も叶わなかった。デパートでの展示会も数回で消化不良の2年間だった。新しく選ばれた2人とは、なんとか7月の潮まつりを実施し、この1年間を充実したものにしていただきたい」と激励。

 

 山本さんは、「市制100年の記念すべき年に、初代コンシェルジュとして活動できることを光栄に思う。小樽のために1年間尽力しますのでよろしくお願いします」と、述べ、髙橋さんは、「憧れていたミスおたるの名称が変わり、小樽コンシェルジュになれてとても嬉しい。コロナ禍ではあるが、今できることを考え、皆さんができる方法をSNSなどを使って発信していきたと考えています」と、抱負を述べた。

 

 山川さんは、「ミスおたるとしての1年はあっという間だったが、密度の濃いもの。潮まつりがオンライン開催になったり、イベントが中止になったこともあったが、沢山のご縁を繋いでくれたと思う。活動でもプライベートでもお世話になったミスおたるの高田さんと一緒に活動ができて良かった。これからも元ミスおたるとして小樽の魅力をPRしたい」と述べた。

 

 髙田さんは、「コロナの中、厳しい状況の中で、山川さんと協力してSNSを発信して頑張ってこれた。行ったことのない地へ物産展で行き、楽しい思いもさせてもらった。ミスおたるが最後となるとは思っていなかったが、母親も務めたミスおたるの最後ができて良かった。これからは陰ながら応援していきたい」と、涙に声を詰まらせる場面もあった。

 

 小樽コンシェルジュの初仕事は、4月7日(木)の地域雇用創造協議会セミナーのチラシ掲載用の写真撮影と、4月23日(土)の観光船「あおばと」の今季初就航の乗船を予定している。

 

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