小樽商科大学2022(令和3)年度グローカルプロジェクト「日本遺産を活用した小樽のwithコロナ対応型広域観光実証事業」が主催し、3月19日(土)から4月2日(土)まで、ウイングベイ小樽(築港11)5番街2階喜久屋書店前スペースで、パネル展「北前船〜加賀と小樽のつながり〜」を開催している。
全国の日本遺産「北前船」認定地の中で、小樽と関わりがもっとも深い加賀との繋がりや加賀市や全国北前船研究会との共同調査による成果、2019(令和元)年に開催した「北前船子ども洋上セミナー」について、パネル12枚(A1サイズ)で紹介し、併せて関連パンフレットの配布とアンケートも実施している。
当時、加賀から小樽に移住した人たちは、小樽の社会・文化に多大な影響を与えていて、歴史研究者の越崎宗一は、小樽に移住した祖父から聞いた話で北前船に関心を持ち、「北前船考」を出版し、加賀市の研究者と交流をもち北前船関連の論文を寄稿している。
洋菓子喫茶の「あまとう」も、1929(昭和4)年に加賀市吉崎出身の柴田昇・キヌ夫妻により、食堂とぱんじゅうの店として始めた歴史がある。
2019(令和元)年の北前船子ども洋上セミナーで、加賀の子どもたち30名がフェリーで訪問し、小樽の子どもたちと交流を図った。
小樽の子どもたちも加賀を訪問する予定だったが、コロナ禍のため延期となり、2022(令和4)年度に予定されている。
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