3月3日(木)〜6日(日)に長野県白馬八方尾根スキー場で、スキー総合技術のチャンピオン決定戦の大舞台となる、全日本スキー連盟(SAJ)運営の第59回全日本スキー技術選手権大会が開かれ、小樽スキー連盟(小鷹孝一会長)所属の武田竜さん(37・指導員)が、2019(平成31)年・2021(令和3)年の優勝に続き3連覇を決めた。
2020(令和2)年の中止を除き、同選手権大会は毎年行われ、今年は、全国各地から予選を突破して選ばれた男子265人・女子130人が出場。
これまで培ったスキー技術と巧さを競う大会で、“技術選の聖地”と称され、ハイレベルな北海道からは男子28人・女子18人が出場した。
ほとんどの選手は1週間前に現地入りし、大会へ向けて調整して挑んでいた。
3日(木)の予選は大回り・小回り、4日(金)の予選はフリーと小回り、5日(土)の決勝は大回り・小回り・小回り、6日(日)のスーパーファイナルは、大回り・フリー・小回り・フリー・小回りの4種目。同日にウィニグマッチが行われた。
10位までのうち、道内選手は武田さんを筆頭に5人が入賞、半数を占めた。
同連盟所属では、8位の須川尚樹さん、10位の片岡崇弥さんと、武田さんを合わせ3名が入賞する快挙を遂げ、小樽勢のスキー技術の高さを知らしめた。(写真提供:小樽スキー連盟、左から片岡さん・武田さん・須川さん)
小鷹会長は、「1位から10位までを小樽勢が独占するのが理想ではあるが、難易度の高い斜面で、これだけの成果を出すことができ充分な成績。みんなトップを目指し努力していた。武田君は、小学生の頃から才能を感じていた」と、努力を讃えた。
7回出場しこれまでの最高位となった片岡さんは、「悔しい思いもあるが、順位を上げることができて良かった。目標は一桁。
武田さんは身近にいる大きな存在で、圧倒的なスピードでミスをしない。打倒チャンピオン。もっと大会が広まって多くの人にチャレンジしてもらい」と話した。
3月20日(日)・21日(月・祝)は、全日本スキー連盟の主催で、全日本ジュニアスキー技術選手権大会が、ルスツリゾートで開催された。
第59回全日本スキー技術選手権大会(小樽スキー連盟所属分の結果)
優 勝 武 田 竜
8位 須川 尚樹
10位 片岡 嵩弥
37位 百瀬 純平
42位 関 澤 徹
43位 冨 田 哲
女子26位 手倉森 楓果
39位 鈴 木 栞
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