特殊詐欺未然防止功労者 小樽郵便局西田氏・小林氏

 小樽警察署(高濱厚署長)は、特殊詐欺詐欺被害を未然に防止した、小樽郵便局(色内1)窓口営業部の西田紀之部長と小林直樹さんの2名に感謝状を贈呈し、3月1日(火)11:00から署長室で贈呈式を行った。

 

 高濱署長から感謝状が贈呈され、北海道警友会の白井登小樽支部長からも感謝状が贈呈された。

 

 高濱署長は、「水際での役割を果たし、仕事中でも見破る難しさを見逃さず、来客の心情に立って対応された結果だと思い感謝に絶えない。日頃から見据えた対応をしている証であり、ありがたい限り」と感謝した。

 

 小樽郵便局に、2月14日(月)17:00の閉店間際、60歳後半の女性からATMの使い方を聞かれた小林さんは、市役所職員を名乗る人から介護保険料の還付金があるから手続きをしたいと振込内容の説明をされ、市から返金される場合は書類が郵送され、必要事項を記入して返送する仕組みで、連絡先が03で始まる電話番号だったことから、“これは詐欺だ”と判断し、上司の西田部長に伝え女性に話した。女性は夫と一緒だったため、「市役所に確認後、警察署に相談する」と言って帰宅。詐欺被害を未然に防止した。

 

 同郵便局では、昨(2021)年9月にも同じ内容の詐欺被害を未然に防止していた。

 

 小林さんは、「何事もなく防ぐことができ、先に繋がることができた。他の人の詐欺被害も防ぐことになれば」と話し、西田部長は、「被害が無くて良かった。小樽は特に高齢者が多く狙われている。地域の郵便局と連携し未然に防げるよう体制をさらに整えたい」と話した。

 

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