ダンスうんどう塾・本部(有幌町・小林英夫代表)とコーヒーロースト小樽(桜2・立岩豊代表)は、「健康と地域づくりの街・おたる」を宣言する包括業務提携後、初めての事業「第1回転倒防止は足踏みで解決」と題した座学と実技を、2月23日(水・祝)10:30から立岩代表のコーヒショップを会場に開催した。
日頃から後志の情報に興味を持ち、包括業務提携の趣旨に共感した蘭越在住の田村陽子さんとともに、8歳〜80歳の6名が参加。
小林代表は、全国を回って指導している生活を送っていたが、コロナ禍で小樽に留まることができる今を有効活用しようと、地元での開催を喜んだ。
まず、焙煎士である立岩代表が講師を務め、香りのリラックス効果やポリフェノール(クロロゲン酸)による抗酸化作用などが良い効果をもたらしていると、「コーヒーの7つの健康効果」について説明。
コロナ禍で外出できない今は自宅でコーヒーを味わい、外出ができるようになってからはコミュニケーションを取り、健康のためのコーヒーにしてみてはと語った。
次に、小林代表が講師を務め、「下肢に全体の筋肉量の約70%があり、座ってばかりでは劣化してしまう。雪かきも大変だと思わず、天然ジムで下半身を強化しているつもりで。血流を良くする利点もある」と語った。
今回の体操は童謡を使うことで、子どもたちと高齢者との日常会話不足解消に効果的と事例を紹介し、「健育」で健康が一番の幸せだと強調。
同代表は、「このように集まることで健康に繋げ、まちづくりに寄与できる。健康をキーワードに血流を高め筋力を作り、100歳まで健康で、まちの賑わいを皆さんの手でつくりたい」と話した。
その後の実技では、椅子使って血流増進や骨盤の位置を直す動きをアドバイスしたり、転倒防止に繋げるため立って足を上げる運動を行い、参加者は思いほか動かない自身の体に気づき、日頃の運動の重要性を再確認していた。
童謡「とんがり帽子(鐘の鳴る丘)」に合わせて身体を動かしたり、コーヒー店ならではの焙煎機音に合わせてリズムを取りながら身体を動かし、小林代表のジョークに笑い、参加者はリラックスした様子だった。
母親と参加した女性は、「すごく勉強になった。母には転倒しないように気を付けてもらいたいので、参加して良かった。実技もあり楽しかった」と満足していた。
蘭越の田村さんは、「とても楽しく、新しい切り口で心に響いた。地域のまちづくりに共感し、健康でなければできないと参加。蘭越にも届けられたら」と話していた。
第2回目は3月21日(月・祝)の予定。
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