こども未来部放課後児童課が所管する放課後児童クラブの支援員(会計年度任用職員)に支給されるべき、2020(令和2)年度の6月分と12月分の期末手当677,599円が未支給だったことが、昨年2021(令和3)年12月9日(木)に判明し、本年2022(令和4)年2月15日(火)に公表した。
2020(令和2)年度は、小樽市教育委員会教育部生涯学習課の所管で、4月から会計年度任用職員制度がスタートした。
会見年度ごとに任用する非常勤公務員の同クラブ支援員の通常勤務時間は、土曜のみの勤務の場合は1週間あたり5時間程度だったが、平日勤務職員の代替勤務や、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により市内全小中学校の臨時休業をしたことで、平日も朝から児童クラブを開設し勤務するなど、通常よりも勤務時間が大幅に増え、結果的に、同クラブ支援員の支給条件である勤務時間の週平均15時間30分を超えていた。
ところが、給与担当課の教育総務課では、この支給条件について所管課へは周知せず、対象職員の実際の勤務時間について確認を怠り、支給対象者ではないと判断していた。
2021(令和3)年に所管がこども未来部に変わり、チェック体制の変更により未支給が判明。未支給の該当者は、2020(令和2)年6月支給分は29名の支援員分553,199円、12月支給分は2名の支援員分124,400円。この2名については、6月の支給分も未払いだった。対象者には2月中旬をめどに支給する予定。
今後、事前に部内対象課に該当者の有無を照会し、制度の内容について部内対象課に周知し、事務処理の漏れや誤りを防ぐようチェック体制の強化に努めるとしている。