年金支給日に合わせ特殊詐欺被害防止啓発 小樽警察署

 小樽警察署は、市内で特殊詐欺の予兆電話が後を絶たない状況にあり、2月15日(火)の年金支給日に合わせ、北海道銀行小樽支店(稲穂2)に啓発コーナーを設置し、特殊詐欺被害防止啓発活動を行った。

 

 同コーナーには、「スパッと切って その電話」と、啓発標語を印象付けるポスターを掲示し、啓発標語の「スパッと」の“スパ”に合わせ、入浴剤やホッカイロ、マスクなどを同封した啓発物200個を用意。新型コロナ禍により、市民への呼びかけや啓発物の手渡しを中止にし、自由に来店者が持ち帰れるようした。

 

 おたる自主防犯ボランティア団体連絡協議会・前田俊明会長は、「少しでも被害者を小樽から無くしたい。1件でも少なくしたい」と、少しでも力になりたいと会場を訪れていた。

 

 同署生活安全課・坂井慎太郎係長は、「市役所職員を名乗る還付金詐欺、電子マネーの要求、パソコンがウイルスに侵されたなどの電話がかかってきたら、話さないですぐに切ってください。警察や家族に相談してください」と、被害に遭わないよう訴えていた。

 

 市内では、2月1日(火)13:00頃、最上町の一般住宅で、「あなたの名前で老人ホームに申込があり手続きを要求する」という詐欺が発生。様々な手口で、詐欺被害が起こっているため、注意を呼び掛けている。

 

 2021(令和3)年北海道での詐欺被害件数は140件、詐欺被害額は5億9,400万円にも及ぶ。

 

 ◎札幌方面小樽警察署(外部)

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