小樽市除雪費 除排雪業務等に3億円追加

 2月6日(日)にまとまった雪が降った小樽は、積雪深129cmを観測。累計降雪量も2020(令和2)年度より144cm多い404cmとなり、例年にない大雪となった。

 

 そのため、小樽市(迫俊哉市長) では、2月9日(水)に除排雪業務等に3憶円の追加補正予算を専決処分した。

 

 大雪による追加予算は、2014(平成26)年以来7年ぶりとなり、除雪費も同年度の17億1千万円をさらに上回る18億9,210万円となる見込みで、過去10年間で一番多い。

 

 市は、当初予算を15億9,210万円と見込んでいたが、燃料費や人件費の高騰と降雪量や積雪量の増加により、2月中旬に委託料が現行予算を超過する見込みのため、9日(水)の専決処分となった。

 

 排雪作業は50万㎥から69万㎥に増やし、除排雪業務に2億4,200万円を追加。バス通りなどの幹線道路の排雪作業と生活道路の排雪量を増加した。

 

 受入量を149万㎥から221万㎥に増加し、雪処理場等の業務に3,000万円を追加、委託料の合計は2億7,200万円増の13億5,755万9千円を計上した。

 

 排雪量の増加により、貸出ダンプに2,800万円の増額、1億2,387万5千円とした。

 

 今冬の気象状況については、2021(令和3)年度(2月6日現在)で、真冬日は前年同日比より10日少ない28日、累積降水量は前年同日比より144cm多い404cm、積雪深は前年同日比より72cm多い129cmで、雪が多いことが伺える。

 

 雪に関する苦情件数は1月末現在で2,395件で、除雪依頼についての苦情が一番多いという。

 

 ◎2021(令和3)年度除排雪計画等について(外部)