小樽雪あかりの路2022が2月11日(金)から3日間の日程で開幕。今年はメーン会場を設けず、市民がそれぞれに明かりを灯す「あかり人」の協力を募り、公式ロウソクを1万袋(1袋9個入)用意して無料提供。それぞれがアイディアを駆使し、できる範囲であかり人の輪が広がった。
株式会社金太郎Cells Power(忍路1アレクセイ・グラドコフ代表取締役)では、2月11日(金)から3日間、昨年に引き続き、雪あかりの路in忍路2022と題して、敷地内の細胞神社周辺にスノウキャンドル300個以上を飾り、17:00〜20:00にロウソクの火を灯し、心温まるひと時を過ごした。
6日(日)から、延べ12人が協力して会場づくりを行い、特設ステージやあかりを灯した散策路を設置し、更なるバージョンアップに挑戦した。
長引く感染拡大で発表の場がなくなっている演者の活躍を後押しし、来場者に元気になってほしいと、特設ステージでは、おたる潮太鼓保存会による打演が行われた。
常設のプロジェクションマッピングの投影もあり、雪あかりをさらに盛り上げ、穏やかな天気と潮太鼓の演出に、同氏もとても満足した様子だった。
12日(土)も17:15から、小樽太鼓衆鼓響の打演を予定。点灯は13日(日)まで。
小樽水産加工業協同組合(手宮1)前でも、同組合田宮昌明専務理事が中心となって、手宮中央小学校雪まつり保存会メンバーの協力で、押し花をあしらったアイスプレートやしずくキャンドル、ワックスボウルなど80個のあかりを灯し、通りかかった人たちの目を楽しませた。
昨年に続き、本日昼頃からフォークリフトで雪を運び雪山を作り、同氏が自宅庭で摘んだ花や三つ葉・もみじを押し花にしたものを、厚さ3cmほどの手作りスノウプレートにあしらい、中心に「ゆきあかりのみち」とひらがなで書かれたプレートも置いた。
山で摘んできた枝にへちまのツルを絡ませた上に、購入した公式ワックスボウルを置き、同組合の冷凍庫で8時間ほどかけて凍らせたしずくのような形の薄い氷には押し花をあしらい、ロウソクの火を灯すと幻想的なあかりが広がった。
田宮さんは、「こんな時だからこそ、ほっこりしてもらえれば」と話した。12日(土)・13日(日)も17:00から点灯している。
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