国際スポーツ雪かき選手権実行委員会(小樽市:松代弘之実行委員長)は、新型コロナウイルス感染症拡大でまん延防止等措置の適用を受ける状況下、2月11日(金)にリモートによるスポ—ツ雪かき選手権in小樽を実施した。
中学生の出場は中止となったため、当初の予定を変更し、学生スタッフの札幌学院大学1年生〜3年生約20名が、大会運営の仕事をする人、チームで参加する人などに分かれて大活躍した。
札幌学院大学3年の酒井崇光大会本部長は、「感染防止対策として、スタッフの学生は2週間前から毎日検温を記録し大会後も2週間検温を続け、cocoaに登録し何かあれば連絡できるようにしている。外で密にならないようソーシャルディスタンスを守るなど徹底した。
開催を住民にも喜んでもらい、見える形で終わることもできた。皆さん温かく見守ってくれてうれしく思う。いろいろなところで実施できれば」と話した。
高校生9・一般7の16チーム63名が参加。石山町会・潮陵高校周辺のほか、寿都や旭川が会場となり、身近な場所からZOOMで参加するリモート開催となった。
メンバーが交代でカロリーメーターを装着し、制限時間20分間で雪かきし、最も多くカロリーを消費したチームが優勝となる。
大会本部の石山会館周辺の競技場所は、6日(日)の大雪に見舞われ、生活道路の確保もままならない状況が続き、2021(令和3)年9月にオープンしたゲストハウスに通じる坂道が雪でボコボコになり、平らにしてほしいとの要望があった。
同大会合言葉の「雪かきはスポーツだ」の合図で、情熱チキンチームからスタート。続いて、チーム若人、雪マックスが競技を行った。
思ったよりも雪が固く作業は難航した。削った雪をスノーダンプに積み、所定の位置に捨てるため、選手たちは汗をかきながら坂道を上り、チーム一丸となって頑張った。
雪マックスの2年生女子は、「青森出身で雪に馴染み深いが、初めての参加できつかったが楽しかった」と話し、同・3年生女子は「坂だったので難しかったが、また参加したい」と話した。
大会結果は、高校生の部で174ポイントの飼育員チームが優勝。一般の部では154ポイントの情熱チキンチームが優勝した。
なお、2月19日(土)にも、入船六三町会周辺で同大会を実施。感染状況により内容に変更があり、一部リーモートでも開催する予定だ。
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