小樽がらす市実行委員会(木村直樹委員長)では、2月2日(水)〜9日(水)、JR小樽駅コンコース改札前広場を会場に、第10回グラスデザインコンテスト入賞作品展示会を実施している。
木村実行委員長らで厳選な審査を行い、最優秀賞には、増子芳朗さんの「青の洞窟グラス」が選ばれた。
会場には、市内5つのガラス工房の協力により制作された、最優秀賞1点・優秀賞2点・入賞5点の8点を展示。
硝子をより身近に感じ親しんでもらおうと、小樽潮まつりの日程で開催の「小樽がらす市」で実施していたが、同まつりと同様に2年続きで中止となり、コロナ禍であっても硝子の魅力を発信できるイベントの観点から、2年ぶりにグラスデザインコンテストを冬のJR小樽駅で初開催した。
小学4年生から大人までを対象に、昨年9月8日まで募ったところ174点の応募があった。9回目は約260点の応募があった。
最優秀賞作品「青の洞窟グラス」は、洞窟のような色のジョッキで、底には、青色の下に硝子を付けてより反射して見えるように工夫を施してあり、小樽らしいジョッキが完成した。
優秀賞2点、柏木俊さん「ぼくは、愛と世界をすくう。」は、自分の顔と愛の文字が描かれたグラス。
同賞・林太空さん「落ちたアイス」は、ひっくり返ったソフトクリームのコーン部分を取ると、グラスになっているというユニークで想像力溢れた作品が注目を集めた。
最優秀賞「青の洞窟グラス」 | 優秀賞「ぼくは、愛と世界をすくう。」 | 優秀賞「落ちたアイス」 |
入賞は、増子ふみかさん「海月と土星」・田中結夏さん「雪あかり」・小林蒼音さん「熱くて冷たいコップ」・梶原もなさん「おじさんグラス」・松井紬さん「ほしグラス」の5作品。
展示会終了後には入賞者にグラスがプレゼントされる。
同実行委員会事務局(産業港湾部産業振興課)職員は、「グラスにした時のデザインも考慮した力作揃い。中には奇抜なデザインもあり、工房の技術により見事なグラスになっている。ぜひ会場で実物を見ていただきたい」と話している。
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