札幌管区気象台では、冬型の気圧配置や低気圧の影響で雪の日が多く、特に1月中旬は、オホーツク海側で記録的な大雪となった北海道地方の1月の天候をまとめ、2月1日(火)に発表。
小樽では、1月31日(月)に今シーズン最深積雪117cmを記録。市民は、これでもかと連日の降雪で、雪かきを強いられた。
2月2日(水)14:00現在で104cmに減少したが、平年値86cmを超える積雪が続いているが、1943(昭和18)年統計開始から昨冬まで、観測史上一番の積雪を観測した日は、1945(昭和20)年2月19日の173cmとなっている。
2021(令和3)年11月1日~2022(令和4)年2月1日の、今シーズン累計降雪量は360cmで、平年値338cmに比べると3ヵ月で平年値107%に達し、雪の日が多かったことが分かる。同じ後志地方で一番の豪雪地帯・倶知安の累計降雪量は573cmで平年値601cm。
気温は北海道の予報の発表通り、1月上旬は平年よりもかなり低く、中旬は高く、下旬は低く、月平均では平年並みとなり、小樽でも、上旬は1日中氷点下の真冬日が8日もあり、中旬では真冬日が1日、下旬は真冬日が4日だった。
今シーズン一番寒かったのは、1月1日の元日にマイナス10.9℃を観測している。
1月30日(日)の祝津パノラマ展望台では、もう少しで柵を超えるほどの雪が積もり、海上に激しく降るカーテン状の雪が見え、日和山灯台がある岬も真っ白になり、群青色の海が冬の厳しさを物語っていた。
31日(月)は、小樽運河中央橋から北運河方面も雪で覆われ、小樽タイムズガーテン(港町5)付近も雪山が連なっていた。小樽市総合博物館運河館(色内1)前の歩道は、背丈を遥かに超える見事な雪の壁ができていた。
日本気象協会では、向こう1ヵ月の天候で、日本海側では平年同様曇りや雪の日が多く、オホーツク海側では平年同様晴れの日が多い。太平洋側では平年に比べて晴れの日が多く、気温も平年並みかまたは低い。降水確率ともに40%の見通し。