並行在来線余市-小樽間について 北海道を交えて協議

北海道新幹線並行在来線対策協議会後志ブロック会議「余市・小樽間」個別協議が、1月20日(木)14:00から小樽市役所(花園2)2階市長応接室で開かれ、迫俊哉市長と齊藤啓輔余市町長、北海道交通企画監・柏木文彦氏と後志総合振興局・天沼宇雄局長が出席し、非公開で並行在来線について話し合った。

 

 北海道新幹線札幌延伸に伴い、JR北海道から経営分離される在来線の沿線15市町で構成される「北海道新幹線並行在来線対策協議会」が開かれ、経営分離後の地域交通のあり方を検討している。

 

 昨年12月に開催された第11回後志ブロック会議で、沿線自治体から方向性の確認を行ったところ、余市町は鉄路、小樽市は保留としたことから、余市-小樽間の地域交通の確保方策について、迫市長と齊藤町長、北海道交通企画監を交えて話し合いが行われた。

 

 1月11日(火)に、すでに齊藤町長と迫市長と2者対談を行っており、今回、道が加わりその確認も含めて開かれた。

 

 齊藤町長は、余市-小樽間の鉄路存続を主張しているが、小樽市などの4市町は方向性を保留。迫市長は、一番の課題となる財政負担について協議したいとしていた。

 

 1時間ほどの会議終了後、迫市長・齊藤町長・柏木交通企画監によるブリーフィングが行われ、柏木交通企画官は、「小樽-余市間の鉄道・バスの運行のメリットやデメリットを再度整理して検討し、こういった会議を断続的に続けたい。必要に応じて交通事業者と協力を得ながら、2022(令和4)年の早い時期に判断したいが、本日は方向性の確認には至っていない」と述べた。

 

 態度を保留にしている迫市長は、「これまでの住民説明会での宿題について、2月上旬の地域住民説明会で答えを伝え、それを得た上で協議を重ね、方向性を定めたい。次回のブロック会議でも小樽市の考え方を示す段階ではない」とした。

 

 余市-小樽間の鉄路存続を主張している齊藤町長は、「第3セクターに移行した場合、さらに財務状況が悪化して引き取るのか、運輸局部長の最終的結論なのか聞きたい。小樽と情報を交換し、俯瞰(ふかん)した上で、鉄路の必要性を確かめたい」と述べた。

 

 道は、次回の協議会について、態度を決めていない4自治体の判断の状況をみて開催するとした。

 

 小樽市では、昨年2021(令和3)年11月に開催した意見交換会以降の検討状況に関する説明会の日程を決めた。(感染状況により、延期となる場合がある)

 

 蘭島・忍路地区  2月6日(日)9:30〜11:00 蘭島会館(蘭島1)
 塩谷・桃内地区① 2月8日(火)13:00〜14:30 親和会館(塩谷2)
 塩谷・桃内地区② 2月8日(火)15:30〜17:00 丸山下会館(塩谷4)
 市内全域     2月11日(金)10:00〜11:30 小樽市いなきたコミュニティセンター(稲穂5)

 

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 ◎函館線(函館・小樽間)について〜北海道新幹線並行在来線対策協議会(外部)