小樽市は、2年ぶりとなる市内全域の子どもを対象にした新年子ども会を、1月11日(火)10:00から小樽市勤労青少年ホーム(緑1・角澤昌俊館長)で開き、開始から1時間半で20名が参加した。
かつては、各町内会で子どもたちが楽しめる行事が活発に行われていたが、近年は少子化の影響で、町会での行事の開催が難しい現状を受け、同ホームを会場に開催している。
青少年健全育成を目的に、同市が取り組む中・高校生を対象にしたシニアリーダー養成研修事業の一環で、研修の事前の場として、冬は新年こども会、夏はサマーフェスティバルを開催し、これまで明治や東洋水産の協力のもと、食に関連した内容で実施されきたが、新型コロナウイルス感染症を懸念し、今回は「謎解きスタンプラリー」を企画した。
シニアリーダーのみずきさん(高1)が中心となって問題を考え、ジュニアリーダーの小学生2名が協力。
3つの部屋を巡り、動物のぬいぐるみが何匹いるか?「ぬいぐるみをさがそう!」や、ヒントから連想して隠れている文字を探す「ことばをさがそう!」などの謎を解いていった。
オーガルとたるBOOKの協力もあり、皮を使いネームタグを制作したり、本を読んだり、5つのコーナーのすべてのスタンプを集めて、くじを引くと景品がプレゼントされ、友達同士で冬休みのひと時を楽しんでいた。
ジュニアリーダーのりおんさん(小5)は、「暗号を作ったり、来てくれた人が楽しそうにしてくれると嬉しい」と話した。
小学2年生の男の子は、「ぬいぐるみの数を数える所が難しかったが、いろいろな問題を解いて面白かった」と話した。
角澤館長は、「食べ物ができないので、子どもたちが喜んでもらえるようスタンプラリーにしようと工夫して開催できた。リーダーが考えたクイズを使い、準備に携わったリーダーとしても充実感が得られたと思う」と話した。
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