小樽市(迫俊哉市長)と小樽市教育委員会主催の2022(令和4)年小樽市成人式が、1月9日(日)に12:00と15:30の2回に分けて、小樽市民会館(花園5)大ホールで行われた。
2001(平成13)年4月2日〜2002(平成14)年4月1日に生まれた市民が対象で、2021(令和3)年11月1日現在、該当者数906人(男456人・女450人)。当日は2回合わせて約650人を見込んだ。
1回目は北山・西陵・松ヶ枝・潮見台・望洋台中学校を卒業した人を対象に、275人の事前申込があり当日は265人が出席。2回目は忍路・末広・菁園・向陽・桜町・朝里・銭函中学校を卒業した人を対象に、334人の申込みがあった。
開始1時間前から入館でき、袴やスーツ・振袖姿の新成人が集まって友人との写真撮影を楽しんでいた。
新型コロナウイルス感染症対策として、案内状にあらかじめ連絡先を記載してもらい、当日受付で案内状を回収。事前に配布した抗原検査キットでの陰性を証明する画像を確認してから館内に進み、検温や消毒も行った。
自宅での検査を忘れたり陰性が確認できなかった7名については、再検査を実施。すべて陰性を確認しトラブルもなかった。式典では大声を発する者もなく、進行もスムーズに行われた。
迫市長は、「小樽を離れる人・地元に残る人など、それぞれの人生を歩んで行かれると思うが、どこにいてもこの美しい自然や豊かな文化を持つふるさと・小樽を忘れずに、それぞれの夢に向かって勇気をもってチャレンジし、充実した悔いのない人生を切り拓いて行くことを願っている」と式辞を述べた。
成人を代表して大黒詩織さんは、「新型コロナウイルスは完全に収束しておらず、難しい時代に生きていると日々感じている。厳しい状況の中ではあるが、それぞの道で、なお一層の努力を積み重ね、本日この時から、新たな気持ちで夢や未来へ進みたい思う。心豊かな成人として、新しい時代を築く事を誓う」と誓いの言葉を述べた。
高島で漁師をしている佐藤風馬さんは、「漁師として、これからも頑張りたい」と決意を新たにし、堺町通り商店街の店舗に勤務する矢城遥斗さんは、「小樽に根づく社会人として感謝しつつ、立派な成人としてこれからも励んでいきたい」と述べた。
恒例の抽選会は中止とし、後日、成人式運営委員会で厳正な抽選を行い、市内各社から提供があった景品を当選者に郵送することとした。
恩師からのメッセージと日本ハムファイターズメンバーからの応援メッセージがビデオから流れ、式典は終了。密を避けるために時間差で退場を行い、大人数での同窓会や会食等の開催の自粛を呼び掛けた。
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