大阪ビル火災を受け 小樽市消防本部特別査察

 小樽市消防本部では、12月17日(金)に大阪市北区で発生したビル火災を受け、防火管理・避難施設の維持管理状況の確認など火災予防対策を目的として、12月20日(月)から、市内における建物構造が類似する防火対象物73軒に対し、特別査察を開始した。

 

 初日は14:00から、稲穂地区の建物において、同職員3名の特別査察を行い、共有する階段部分に障害となる物はないかなどを調べた。

 

 入江直樹予防課長は、「大阪の火災では、避難階段に辿り着けなずに閉じ込めらる形で犠牲者が出ているので、今日は避難経路のうち、特に避難階段に着目して検査を実施した。

 

 避難階段においては管理が行き届き、つまずきや滑りがない・不要な物品を置かないなどの対策が取られていて、安全対策上問題がなかった。誘導灯の電球が切れていたので、速やかに取り換えてもらいたい。

 

 多くの方が亡くなる火災では、避難経路の維持管理の部分が大きな要素。大規模な建物、3階・4階建てのビルの管理者には、避難経路・避難階段が安全に使えるように、維持管理に努めてもらいたい」と話した。

 

 小樽市では、3階以上の建物で不特定多数の人が出入りし、且つ、階段がひとつの建物を対象に、防火管理をフォローするため立ち入り検査を実施している。

 

 市内に対象の建物は73軒あり、本日から28日までには終わらせたいとしている。

 

 ◎小樽市消防本部HP(外部)