小樽市教育委員会では、語学指導等を行う外国青年招致事業(JETプログラム)による外国語指導助手(ALT)の新たに派遣された2名の市長表敬訪問を、12月16日(木)10:30から行った。
小樽市のALTは定員6名で、空港閉鎖や任期満了で3名が帰国。残り3名で学校を回っていたが、今回の2名が加わり5名となった。他1名も12月の派遣を予定していたが、新型コロナウイルスの新たな変異株オミクロンの影響で入国できず未定となっている。
今回派遣された2名は、オーストラリア国籍のマッキー・ディラン・トクさん(24)と、イギリス国籍のライアル・ロバート・フランシスさん(23)。
迫市長は、「若い2人の授業を生徒も楽しみにしていると思う。他のALTとも仲良く良い仕事をしてください」と激励。
11月1日(月)に来樽したディランさんは、8日(月)から忍路中と長橋中を隔週で、25日(木)に来樽したロバートさんは、12月6日(月)から潮見台中と西陵中を隔週で指導している。要請があれば小学校でも指導する。
母親が日本人のディランさんは何度か日本を訪れていて、「日本に住んだ経験はないので、日本の文化・生活・仕事を経験できるし、大学では教育と日本語を学び、将来先生になりたいため役立てたい。
生活に生きたネイティブな英語を教えたい。オーストラリアの方言も面白く、子ども達に伝えたい」と意欲を示した。
一方、昨年派遣の予定が新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、1年以上延期となっていたロバートさんは、「先生に憧れ大学の後輩に家庭教師をするなど、いろいろな仕事の経験もある。
日本文化にも興味があり、子どもたちへ良い英語を教えたい。北海道を体験し、文化や習慣を学びたい」と日本のALTに申し込んだという。
任期は最大5年で毎年更新。小中学校での指導の他、イングリッシュキャンプやユネスコ英語祭などに協力している。
コロナ禍でイングリッシュキャンプ(夏)は中止、ウインターイングリッシュスクールも中止が見込まれるため、ゲーム形式で小中学生が楽しめる、スマホから見ることができる動画制作にも協力している。
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