小樽わくわく共育ネットワークでは、12月11日(土)10:00から、小樽市生涯学習プラザレピオ(富岡1)ふれあいホールを会場に、日本の伝統文化・しめ縄づくりを、4歳と5歳の子どものいる親子2組が参加し、東北産のスゲを使った70cmほどのしめ縄づくりに挑戦した。
小樽自然の村公社の二杉寿志課長が講師を務め、「しめ縄を付けなくなった家が多くなり、日本の文化を知ってもらうためにも実施している」と話した。
19日(日)くらいまでが講座のピークで、今が一番忙しい時で、コロナ禍のため団体のみを受け付け、26日(日)まで約170個指導する予定だという。
しめ縄は年神様を迎えるためのもので、魔除けとなる御幣・扇・長寿の松・すくすくと竹・力強い梅・めでたいの鯛と、付ける飾りにもそれぞれに意味があり、子どもたちが自由に塗り絵したものを使用し一層オリジナル感を出した。
土台となる輪にした部分は、あらかじめ二杉さんが手作りしたものを使用し、悪い者を払う意味があるスゲを足として付け、1時間ほどで手作りのしめ縄が完成した。
糸田拓磨君(5)は、「鯛に色を塗るところが楽しかった。家に飾りたい」と完成を喜び、母親の知美さんは、「香りが新鮮。いろいろな意味があることが分かった」と話していた。
同ネットワークは、2015(平成27)年度に、小樽市教育委員会が行う家庭教育支援事業のための一組織として生まれ、小樽のすべての子どもたちが、健康でイキイキと自分らしく学び、家族の絆を深めながら、親子が共に成長して暮らせる街にすることを目的に活動している。