小樽写真研究会(浅賀正生世話人代表)が主催し、会員8名とゲスト1名による自由なテーマの堂堂展Vol.30と、小樽の町の姿を切り取るDeep展が、市立小樽美術館(色内1)1階多目的・市民ギャラリーで、12月12日(日)まで開催されている。
会場には、会員それぞれが持ち寄った写真を個性豊かに展示し、久しぶりの写真展の開催に、市民らは足を止めて見入っていた。
市民ギャラリーでは堂堂展が開かれ、朝焼けのグラデーションが印象的な港の光景やマスクを付けた人の顔、第3ふ頭の日常を撮影した写真など、モノクロ写真が多いのも同展の特徴。
ゲストの下段さんは、10年間かけて市内の桜を撮影した写真を展示。撮影地と撮影した年数の一覧も添えられ、小樽の様々な場所に、こんなにも桜の木があることを改めて知り、春が待ち遠しくなる。
多目的ギャラリーには、市内の様々な地区をテーマに開催を続ける、Deepな桜・若竹・船浜町・築港の様子を捉えた写真が並んでいる。
課題の地区を自分の足で歩き、志佐さん目線で捉えた町の様子を、約100枚の写真で切り取り一堂に紹介し、浅賀さんはフィルム写真で、今回のハガキにも掲載された築港駅に停車中のJR貨物のディーゼル機関車や、銀燐荘から捉えたウイングベイ小樽建設前の様子、丸太が港に浮かぶ貯木場など、今になっては見られない貴重な光景が広がる。
浅賀さんは、「写真好きな仲間がコロナ禍でも各自で活動を続け、撮影した写真を一堂に発表している。ぜひ見ていただきたい」と話した。
小樽写真研究会 堂堂展Vol.30
12月8日(水)~12日(日)10:00~17:00(最終日16:00)
市立小樽美術館(色内1)1階多目的・市民ギャラリー 入場無料
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