小樽市保健所では、12月9日(木)17:00に、ノロウイルスを原因とした感染性胃腸炎による集団感染が発生したと発表。
市内宿泊施設に滞在中の修学旅行生17名から、嘔吐や下痢などの胃腸炎症状を確認。市内医療機関において検便したところ、4名からノロウイルスが確認され、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生と判断。治療が必要な7名が入院している。
保健所は、現地で感染拡大防止について指導し、当該学校関係者に対しては、生徒及び職員の健康観察を行い、当該宿泊施設に対しては、従業員の手指消毒・施設内の清掃・消毒の徹底を指導した。
原因については調査中で、保健所担当職員は、感染力が強いので、体調が悪いところがあれば無理をせず、手洗いなどを徹底するよう呼びかけた。
2019(平成31)年には集団発生(10人以上)が8件あり、昨(令和2)年は同感染症の発生が少なかった。
2021(令和3)年の市内での感染性胃腸炎集団発生状況は、1月・4月・12月に1件ずつ、6月に2件発生。内訳として、乳幼児施設3件・介護高齢者関係施設1件・学校1件。