小樽市立望洋台中学校(望洋台3・伊藤仁弥校長)では、11月25日(木)、同校体育館で、小樽市教育研究所のIGT指導員である藤平繁範氏を講師に、「スマホ、タブレット、インターネットを考える〜いのちを守り、ずっと楽しむために〜」をテーマに、情報モラル教室が実施され、YouTubeやLINEを使用する際の注意やインターネット上の情報に触れる際に気をつけることなどについて学習した。(写真提供:望洋台中学校)
YouTubeとテレビを見ている時間を比較すると、同校生徒も他校と同様、長いのはYouTubeであるとの答えが多数にのぼり、今やテレビやラジオ・新聞よりも、YouTubeやブログなどのインターネット上のコンテンツが、より重要な情報源となっていることを指摘していた。
そして、YouTubeなどの情報源に頼りすぎてしまうと、結果的に自分にとって都合のいい情報が多くなり、情報量や質が大きく偏ってしまうことが問題であるとした。
藤平氏は、「ネット社会を生きる上で、様々な具体的場面を通してトレーニングをすることが必要である」と話し、スマホやタブレットを「使える」だけから「安全に使いこなす」ようになることが、ネット社会を生きる上で大切なことだと生徒に語りかけた。
聴講した3年生の上田晋平さんは、「藤平さんが、『スマホを持っている限り100%安全になることはない』と、何度も話していたので、今後スマートフォンに触れる際には、常にこのことばを意識できると思う。ネットいじめや依存症なども身近な問題で、いつ自分が被害者や加害者になる分からない。細心の注意を払い、賢くネットを利用したい」と感想を述べた。
情報モラル教室の開催を担当とした柴田靖士教諭は、「今後、生徒が生活する中でネットとの関わりは避けて通れない。日常の生活指導や各教科の授業の中でも、スマホの使い方やネットの情報の取扱などについて指導しているが、今回は藤平さんが様々な実例を示しながら指導され、とても分かりやすかったと思う。生徒も頷きながら聞き入っていた」と話した。
◎関連記事