寒さに負けず!冬のレールカーニバルinおたる

 

 

 NPO法人北海道鉄道文化保存会レールカーニバルinおたる実行委員会(清水道代理事長)では、「冬の初めに、恋するトロッコ」と題して、11月20日(土)・21日(日)・23日(火・祝)の3日間、廃線の旧手宮線をトロッコ乗車体験を実施。

 

 初日20日は気温も6℃前後の寒い日となったが、小樽潮陵高校すけっと同好会の10名を含むスタッフ23名が運行に協力。トコトコとレ—ルの上を走る音が周辺に響き、乗客の笑顔が広がった。

 

 寒さに負けず、小樽を訪れる観光客の姿が見られ、事前予約よりも通りがかりの観光客の利用が目立っていた。

 

 足漕ぎ軌道自転車のトロッコ4台に観光客を乗せスタンバイすると、ボランティアスタッフが安全運行するための説明を行い1台ずつ出発。3カ所の踏切には、旗を持ったスタッフが待機し、車の往来と重なるとトロッコを停止させ、安全を確認。

 

 今年はGW・8月と今回の3回実施されが、毎回参加している踏切担当の同好会・渡辺充氷さん(2年)は、「今日は天気も悪く寒くて大変だが、人が多いとやりがいがある。小樽が好きなので頑張りたい。来年も引退するまで協力したい」と話していた。8月に初めて参加した同・久保茉央さんも踏切係で頑張っていた。

 

 川崎市から訪れた家族連れは、「体に振動がきて楽しかった。結構スピ—ドも出て良かった」と満足していた様子。

 

 清水理事長は、「この時期での開催は初めて。お客さんも多く、事前予約よりも通りがかりの人がほとんど。高校生をはじめ、皆さん寒い中頑張ってくれている」と感謝していた。

 

 レールカーニバルinおたる
 11月20日(土)・21日(日)・23日(火・祝)10:00〜16:00(最終受付15:20)
 乗車料金:小学生以上500円

 

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