菁園中学校吹奏楽部 創部初の全国大会出場へ

 小樽市立菁園中学校(花園1・宮澤知校長)吹奏楽部は、2021(令和3)年第27回日本管弦楽合奏コンテスト全国大会に、北海道から3校、後志管内では同校のみが選ばれ、創部以来初の出場を決めた。(写真提供:菁園中学校)

 

 同吹奏楽部は、1〜3年生23名の部員で、着任後2年目の若手桑原竜也教諭と10年前にも同校に赴任経験がある川尻祥子教諭、共に吹奏楽経験者が顧問を務める。

 

 新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言も明け、週5〜6日の部活動ができるようになったが、感染症拡大防止に伴う対策のため、今年度の大会は動画審査となり、同コンテストはCDによる予選審査会を実施。同校は、中学校S部門で最優秀賞を受賞し全国大会出場切符を獲得した。

 

 グロリファイド〜エンゲルバーグによる幻想曲を桑原教諭が選曲。難易度の高い曲に挑戦し、約1年ほどかけてじっくりと練習して勝負した。予選審査会も本選もこの曲を演奏する。

 

 23名の部員のうち、出場部員の制限で15名が出場。3年生は、後輩たちへの指導も任せられ部のまとめ役となった。

 

 全国大会へ送る動画の収録を、10月24日(日)14:00から小樽市民会館(花園5)で行った。動画審査会は11月20日(土)に予定されている。

 

 3年の江本彩華部長は、「先生の指導を守り、響きや音程に注意して練習した。提出するCDの収録は、良い感じに演奏できたと思う。良い結果が出せれば」と話していた。

 

 川尻教諭は、「コロナで思うように練習できなかったが、精いっぱい頑張った。少ない3年生は後輩を引っ張り、桑原先生の指導も頑張り、保護者の協力もあり感謝している。音楽が好きな子どもたちが育ってくれれば」と話した。

 

 11月23日(火)に小樽市民会館(花園5)大ホールで、部活動の集大成となる定期演奏会を関係者のみで実施する。

 

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