小樽望洋台中学校文化祭 ウェブで映像配信

 小樽市立望洋台中学校(望洋台3・伊藤仁弥校長)では、9月30日(木)と10月1日(金)で文化祭を実施。(写真提供:望洋中学校)

 

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止を考慮して、密を避けるため、発表をしている該当学年ともう1学年が体育館内に、残りの学年は各教室で映像を視聴した。

 

 各学年発表や生徒会企画などはオンラインの双方向性を生かし、2会場をChromebook端末を用いて通信で結び、全校一体となって文化祭を盛り上げた。

 

 保護者は来校を控え、生徒下校後の時間帯を使い、展示作品を見るための機会をつくり、100名以上の保護者が来校して作品を鑑賞できた。

 

 保護者の横山英基さんは、「大変貴重な機会を提供いただきありがたい。息子が3年生で今年が最後なので、良い思い出になった」と話し、他の保護者も、現在の生徒と年代の違う教員との「バズっている(た)もの」の違いが分かる展示物などを楽しそうに見入っていた。

 

 文化祭終了後の翌週には、ウェブ上で当日のステージ発表の様子を期間限定で配信。視聴した3年生女子は、「家族と一緒に家で見られて良かった。結構アップも多くて、思っていたよりすごくはっきり見えた。自分のダンスもよく見えた」と話していた。

 

 文化祭の総務を担当した鈴木均教諭は、「色々な制限はあったが、その中でも生徒たちは自分たちにできることをよく頑張っていた。今後も様々な工夫をしながら行事を実現していきたい」と語った。

 

 3年生として最後の文化祭を迎えた生徒会長の三浦萌さんは、「最後の文化祭で、できないことも多く、活動時間も制限されていたのでやるせない思いを抱えていた人も多かったと思うが、それをバネにみんなが頑張っていた。大変なことをたくさん乗り越えた人ほど、この2日間を楽しめたのではないか」と呼びかけ、「皆さんにたくさんのありがとうがある。私は望洋台中学校が大好きです」と挨拶した。