小樽産ホタテブランド化推進プロジェクト実行委員会(久末智章委員長)は、小樽祝津産ホタテ「おタテ」の魅力を体験するモニターツアーを、10月16日(土)10:00から実施し、20名が参加した。
参加者は、おたる水族館前に集合し、モニターツアーガイドの梅津真平氏(小樽水族館公社)とともに鰊御殿や日和山を訪れ、おたる案内人のガイド付きで、ニシン漁やホタテ漁の歴史を学んだ。
小樽市漁組第八区集会場へ移動し、地元ホタテ漁師で同実行委員会の中村貞夫副実行委員長によるホタテ養殖の解説を聞き、地元漁師の母さん通称「浜の母さん」6名によるほたてづくしの昼食(ホタテごはん・みそ汁・フライ・刺身・つくだ煮・バター焼き)を堪能。ベトナムからの特定技能外国人4名も紹介された。
札幌から参加した家族は、祝津産ホタテを味わい、「ホタテは苦手だったけど、今食べてみたら美味しかった。小樽のホタテを知った」と話した。
1982(昭和56)年頃からホタテ養殖事業に成功。4月頃から産卵が始まり、5月上旬に稚貝を集めて籠に収容。1年かけて3〜4cmに育て、翌年4月に水揚げし、種苗が不足しがちな地域に出荷している。
その後、祝津漁港から小樽観光船あおばとに乗船し、養殖場所付近を見学。参加者は海から見る祝津を堪能。
おたる水族館では、セイウチやオタリア・イルカショーを見学。さわってzoneでは、生きたホタテを鑑賞し、ホタテの天敵ヒトデを水槽に入れてホタテの動く様子を見て楽しんだ。案内人の新野飼育員によるホタテクイズも出題され、60〜120個もある目やオスとメスの見分け方などについて学び、ホタテの知識を深め、充実した時間を過ごしていた。
市内100の飲食店で祝津産のホタテを使った料理を提供する、おタテフェアを10月31日(日)まで開催中。
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