創立100周年の小樽都通り商店街では、秋の恒例イベント「秋のみやこ市」が10月9日(土)から開幕され、初日の催しとして、12:00からBUDO-KAN9番街向かいの空き店舗前で100周年記念セレモニーを行なった。
司会のFMおたるの村岡啓介さんとむらこしまやさんの呼びかけで、小樽太鼓衆鼓響の打演が始まる頃には、大勢の人が取り囲み、迫力ある太鼓の響きを体感していた。
同商店街振興組合・鈴木創理事長は、「実際には100年以上続いていて、北海道で最も古い商店街となる。
今から55年前の1966(昭和41)年にアーケードができたのを記念して、都はるみが歌う夢の都通りのA面と、都はるみと杉良太郎が歌う都通り音頭のB面が入った記念レコードを商店街に配った。
小樽潮まつりの踊りも中止となり、商店街での踊りは2年以上もなかった。今日は、この2曲を藤間扇玉会の皆さんに踊ってもらい、踊る人も見る人にも良かったと思う。
100年間続いたのは小樽の皆さんのおかげ。今後ともよろしくお願いします」と挨拶。
揃いの浴衣で登場した扇玉会14名により、都通り音頭と夢の都通りが披露され、昭和を想い出すメロディーと華やかな踊りでセレモニーを盛り上げ、観客を楽しませた。
藤間扇玉氏は、「同会では、14〜5年前からこの曲に振り付けをして踊っているが、この商店街では初めて披露した。沢山の人が集まってくれて、どれほどこの町が皆さんに愛されているのかが分かったと思う。
小樽の町はあこがれの町。洋服を着替えておしゃれをして来るところ。この歌を聞くと、当時の様子が頭に蘇った。100周年のお祝いを込めて踊らせてもらった」と話した。
秋のみやこ市の期間中、11:00〜16:30に旧石川屋前の特設会場で、商店街での買物レシート2,000円以上を見せるとスクラッチカードが渡され、その場で豪華賞品が当たる。
さらに、秋のみやこ市といえばじゃがいも100円即売会だが、コロナ禍での今回は、スクラッチチャンス参加者に、袋に詰めたじゃがいもを毎日プレゼントする。1日先着100名まで1人3袋まで。
過去の都通り商店街で行われたイベントのチラシや写真をボードで展示する、都通り商店街ヒストリー展示を開催。
そのほか、無農薬野菜市や遊戯王カードゲーム大会、ハンドメイド雑貨「こさえるマルシェ」、小樽潮太鼓の打演なども企画し、17日(日)まで感染対策を徹底してイベントを実施。
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