小樽都通り商店街100周年記念 10/9〜17秋のみやこ市

 小樽都通り商店街振興組合(鈴木創理事長)では、創立100周年を記念して、恒例の秋のみやこ市と合わせ、10月9日(土)〜17日(日)、感染対策を徹底しながら、100周年セレモニーなど8つのイベントを実施する。

 

 同商店街は、1921(大正10)年に、稲穂電器館通り町内会(稲電会)が創立してから数えて100年を迎え、1966(昭和41)年に、道内では札幌の狸小路に次いで2番目となるアーケードが完成し、多くの市民が行き交った。

 

 当時、都はるみが歌う「夢の都通り」と都はるみと杉良太郎のデュエット「都通り音頭」入りレコード(ソノシート)を、完成を記念して商店街に配布したという。

 

 100周年セレモニーは、9日(土)12:00からBUDO-KAN9番街向いで実施され、FMおたるの村岡啓介氏が司会進行役を務め、小樽太鼓衆鼓響の打演や藤間扇玉会による「夢の都通り」と「都通り音頭」の踊り披露を予定している。

 

 扇玉氏は、10年以上前に、FMおたるの渡辺大助氏から同2曲をカセットテープで紹介され、当時の小樽が歌われていると振りをつけ、これまで、同会おさらい会等で子どもや大人も踊っていたが、今回、都通り主催のイベントでは初披露となる。

 

 藤間扇久華さんは、「都通り音頭は、賑わっている雰囲気の中で皆さんに呼び掛けている様子を表現し、夢の都通りは、当時の商店で品物が所狭しとぶら下がっている雰囲気を感じられるような振り付け。

 

 これまでも子どもたちも踊っている曲で、歌詞の中に、都通りや小樽が出てきて、びっくりする子どもいて興味を持ち人気がある。100周年のタイミングで踊るのは一番良い」と話した。

 

 期間中11:00〜16:30に旧石川屋前の特設会場で、商店街での買物レシート2,000円以上を見せるとスクラッチカードが渡され、その場で豪華賞品が当たる。

 

 さらに、秋のみやこ市といえばじゃがいも100円即売会だが、コロナ禍での今回は、スクラッチチャンス参加者に、袋に詰めたじゃがいもを毎日プレゼントする。1日先着100名まで1人3袋まで。

 

 過去の都通り商店街で行われたイベントのチラシや写真をボードで展示する、都通り商店街ヒストリー展示を開催。加盟店に配布したステッカーやチラシ等に掲載している100周年を記念したロゴマークも製作した。

 

 同商店街事業委員会の岩永尚己委員長によると、「北日本広告社から4つのデザインを提案され、ツイッター等でアンケートを募って、金色文字や海をバックに青色の波があり港町らしいマークに決めた」と話した。

 

 そのほか、無農薬野菜市や遊戯王カードゲーム大会、ハンドメイド雑貨「こさえるマルシェ」なども行い、秋のみやこ市を盛り上げる。

 

 ◎小樽都通り商店街公式HP(外部)

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