2021(令和3)年度文化伝統文化親子体験教室事業伝統文化こども教室の発表を兼ね、藤間扇玉会ゆかたざらいが、10月2日(土)14:00からウイングベイ小樽(築港11)1階ネイチャーチャンバーで開かれた。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響から緊急事態宣言となり、再延期となっていたが、解除を待ってようやくの開催となった。
日本の伝統文化を将来にわたって確実に継承し、発展させるとともに、子どもたちが歴史・伝統・文化に対する関心や理解を深め、豊かな人間性を育てることを目的とした、伝統文化こども教室事業(文化庁)の一環として、扇玉会が指導し開催を続けている。
第1部は、12名の子どもたちが、花嫁人形などの9つの演目を披露し、さくらさくらは華やかに全員で踊り、最後に受講生全員と母親も参加して、夏の小樽を代表する一大イベント・おたる潮まつりのおたる潮音頭と踊り唄を披露した。
ステージ前には、密にならないように間隔をあけて観客が座り、子どもたちの一生懸命に踊る姿に大きな拍手を贈っていた。
扇玉氏は、「伝統文化教室では、当初小さかった子どもも素敵な大人に変わり、私どもは、子どもたちの育つ過程を楽しみながら、共に精進して参りたい」と挨拶。
平山文子さん(小6)は、「最初は緊張したが、踊ったら楽しくなり、練習の成果を出せたと思う。妹と一緒に京人形を踊り、妹と一緒に練習したので上手くできて良かった」と話し、妹の公子さん(小2)は、「一番最初の演目の花嫁人形を踊った。お姉ちゃんと一緒に京人形を踊り、楽しかった」と話した。
引き続き第2部では、藤間扇玉会ゆかたざらいが開かれ、同会18名が、長唄・島の千歳・端唄・かれ狸・箏曲八千代獅子など18演目で、日頃の成果を披露した。
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