小樽青年会議所(阿部一雄理事長)では、緊急事態宣言が延長される中、一部縮小しながらも、9月18日(土)18:00から、夜の旧手宮線跡地を光と音で彩るイベント「トゥナイト歩かナイト〜映える夜、光と音の旧手宮線〜」を開幕した。
緊急事態宣言明けを見込んで企画したが延長となり、トロッコ体験やワインボール販売を中止にして感染対策を徹底し、今できることを考えイベントを決行。
N合同会社の福島慶介代表の提案で、日本遺産「炭鉄港」の構成文化財のひとつ旧手宮線を会場として、旧色内駅付近の線路の枕木を踏むと光り音が鳴るピアノの鍵盤に見立て、鍵盤と映像がシンクロした幻想的な雰囲気を創出した。
山本将之実行委員長は、「旧手宮線は、日本遺産炭鉄港の構成文化財のひとつということもあり、コロナが明けると観光スポットのきっかけとなるように、歩ける線路は他にはない小樽の魅力でもある。散歩がてら気分転換にもなりひと時を楽しんでもらいたい」と話した。
初日の18日(土)は同会議所15名ほどが準備に参加し、18:00から迫俊哉市長も出席して点灯式が行われた。
迫市長は、「手宮線は炭鉄港の構成文化財でもあり、北海道の心臓と呼ばれた町小樽での構成文化財になる予定。心臓というのは、小樽に物が集まって小樽から外に物が出ていく心臓の役割を意味する。手宮線はまさに血管。日本遺産は認定を受けることではなく、あくまでも活用し発信することが目的で、こういった形でJCの皆さんがイベントを開催し、大変心強く思っている」と挨拶した。
駅前通りから文学館手前までの旧手宮線に、光の線路をイメージした遊歩道が誕生。いつもと違う光景に訪れた市民は高揚し、子どもたりは光と音が出る鍵盤を元気に踏み楽しんでいた。初めて見る人には、魅力的な小樽を印象付けた。
トゥナイト歩かナイト〜映える夜、光と音の旧手宮線〜
9月18日(土)〜23日(木)18:00〜21:00
旧手宮線(色内1-9付近・小樽駅前通り-小樽文学館)
◎トゥナイト歩かナイト〜映える夜、光と音の旧手宮線〜(外部)