小樽市内小学校で25例目のクラスター発生

 小樽市教育委員会は、9月15日(水)16:00から市役所(花園2)別館3階第1委員会室で、市内小学校で新型コロナウイルス感染症の集団感染(クラスター)が発生した件について、記者会見を開いた。

 

 市立山の手小学校において、9日(木)から14日(火)までに児童5名の感染を確認し、15日(水)にクラスターが発生したことを発表。

 

 同小学校は、9日(木)に児童1名の陽性を確認し10日(金)に公表。在籍する学級の児童と学級担任を濃厚接触者として、同学年の他クラスの児童と教職員を低リスク者とし、75名のPCR検査を実施。

 

 全員が陰性だったことから、1学級を10日(金)~22日(水)に学級閉鎖した。

 

 13日(月)に他の学級の児童1名の感染が分かり14日(火)に公表。14日(火)~24日(金)を学級閉鎖とした。同学年の他クラスを当面の間学級閉鎖としていたが、児童・教職員85名の検査を実施したところ、全員陰性を確認したたため、当面の間学級閉鎖する予定を解除した。

 

 この検査とは別に、さらに昨日、児童2名の陽性を確認し5名となったため、24日(金)まで学級閉鎖していたクラスを27日(月)まで延長した。

 

 関係のある児童と教職員76名の検査を実施したところ、全員陰性を確認している。市内でのクラスターは25例目となり、市内小学校では3例目となる。

 

 柴田健治保健所次長は、「これ以上の広がりもなく、2学級閉鎖とした。関係者のPCR検査は実施したため、この他に検査の予定はないが、症状があれば随時検査をする。陽性者の保護者の検査もこれからとなる。

 

 5名の陽性者となりクラスターとなったが、学校での対策もしっかりと取られている。市内での感染数が減ってきているが、家庭内で広がることが考えられるので注意が必要」と話した。

 

 学校教育支援室・大山倫生室長は、「近距離での対面など、感染リスクの高いことは行わないように注意し、下校時間を30分早める、修学旅行等を見合わせるなど対策を取ってきた。今後、児童・職員の健康観察に気を付けていきたい」と述べた。

 

 ◎新型コロナウイルス感染症の市内発生状況について(外部)

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