小樽市議会第3回定例会 会派代表質問1日目

 2021(令和3)年小樽市議会第3回定例会は、9月13日(月)13:00から、会派代表質問を行い、自由民主党の山田雅敏議員と立憲・市民連合の面野大輔議員が質問に立った。

 

 山田議員は、コロナ禍について質問し、感染した妊婦の搬送ができずに痛ましい事故があったことから、感染した妊婦の入院対応について・乳幼児がいる家庭での感染について・若年層の接種について・制限緩和について質問した。

 

 本市における感染の流行時期は、月間で100人を超える感染者を公表した月が、本年1月・5月・8月の3回で、全国の第3波・第4波・第5波とほぼ一致していた。

 

 乳幼児のいる家庭で感染するケースは複数あり、自宅療養となった場合は、希望する人に10日分の保存のきくパックご飯や缶詰、レトルト食品や日用品が入っている自宅療養セットを配布。感染者が自宅での療養が難しい場合は、親子で医療機関に入院する対応をしている。

 

 妊婦や乳幼児の感染体制について、妊婦が感染した場合は原則として入院となり、乳幼児に関しては、小児科医師が入院と判断した場合や保護者が陽性となり入院が必要となった場合は、親子で入院する対応を取り、市内に妊婦や乳幼児の入院が可能な病床を確保しているとした。

 

 15歳〜29歳の接種対象者数は1万2,179人、9月2日時点の接種率は、1回目18.6%・2回目9.6%。

 

 行動制限緩和案については、国内の経済活動が活発となり、そのことが市内経済への回復に繋がることは、歓迎すべき点であると考える一方で、制限緩和に慎重な意見もあり、基本的な感染防止策を前提に、制限緩和は段階に応じて進めるべきとした。

 

 面野議員は、第3号ふ頭及び周辺再開発のまちづくりについて質問し、小樽港マリン広場に観光商業施設を配置した理由について、計画当初観光商業施設は、民間活力の導入を前提に、18番岸壁の34号上屋跡地の配置を想定していたが、ふ頭基部の事業実施を見据え、2019(令和元)年度から市内の経済観光団体とで第3号ふ頭を核とした魅力づくり連絡会議を設置し、改めて意見交換を進めてきた。

 

 再開発を進めていく上で、最も重要なエリアの34号上屋跡地は、観光船ターミナルのほか、設置企業については、観光船の集約の効果や観光客の回遊性の変化などを見極めてから検討すべきとされた。

 

 大型クルーズ船対応岸壁の供用開始に合わせた、にぎわい空間の創出が急がれることからインフォメーションや物販などの来訪者のサービス機能を中心とした観光商業施設を設置すべきとの意見が多く、早期に実現可能な小樽港マリン広場に配置をすることとしたと説明。

 

 保健所所長は、予定として希望者のワクチン接種が完了する時期について、「当初は10月末の一定程度の接種完了を見込んでいた。国からのワクチンの配分のスピードがゆっくりとなったが、今後、順調に配分があり、全体の接種率80%とすると、11月末までに希望する人の接種が終了する」と見通しを述べた。

 

 14日(火)13 :00 から、会派代表質問2日目と一般質問が行われる。

 

 ◎R030913小樽市議会本会議1(YouTube)

 ◎R030913小樽市議会本会議2(YouTube)

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