新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、9月12日(日)14:00から、2年ぶりとなる第41回小樽ジュニアピアノコンサートが、市民センター(色内2)マリンホールで開かれた。
1980(昭和55)年に設立された小樽ジュニアピアノコンサートの会は、大勢の聴衆の前で、子どもたちに演奏させてあげたい思いで始まったピアノ講師の会で、第1回目は講師15名の生徒23名が参加した。
2年前から代表を務める三浦明子さんも、第5回目から出演して講師となった1人。
名称も会名を取って「小樽ジュニアピアノコンサート」にし、設立当初の講師らの理念を継承し、時代に沿った魅力あるコンサート創りを目指しているという。
10年に1度の小樽管弦楽団との共演も、今後は5年毎を計画しているところだ。
今回は、小樽で実力あるピアニストが育っていることで出演枠を広げ、小学3年生〜社会人の19名がエントリーし、感染対策を徹底して開催された。
三浦代表は、「小樽中の皆さんに、若い人の魅力あるピアノを聞いてもらい応援したい」と話した。
1部は小3〜中学生のソロや2台のピアノでの演奏を、2部は高校生や大学生・社会人と熟年の音色を披露。
三本木力哉さんは、5歳の時からピアノを始め、同コンサートは初めての出演。シューマン作曲・リスト編曲の春の夜S.568と、リスト作曲ラ・カンパネラの2曲を演奏、観客を魅了した。
演奏後、「このような状況の中で、先生方が細かいところまで感染対策をして開催できた。演奏前に、ホールで演奏を聴いてみると、41回目の長い歴史の中で、何回も聴いてくださっている方々なのだと感じた。
演奏を聴いてもらえるのは幸せなことだと感じながら演奏した。さらに進学に向けて準備しているところで、もっと皆さんに演奏を聴いてもらうことと、将来的には、指導者として地元に貢献できればと思う」と話した。
◎関連記事