旧手宮線を会場に写真展を開催する、小樽鉄路写真展2021(瓜生裕樹代表)が、8月30日(月)から9月12日(日)まで開催されている。
今回もテーマは自由で、学生からプロカメラマンまで初出展8名を含む18名の作品を、旧手宮線の枕木の上や周辺の建物の壁、空間を活用するなど、展示にも工夫が見られ、小樽だからできる鉄路展として、雨の日も風の日も24時間野外で行われている。
2日連続で、最高気温25℃以上の夏日を記録し、晴天に恵まれた9月11日(土)の会場には、犬を連れて散歩を楽しむ人、カメラを肩から下げた写真好きの人、午後のひと時を楽しむ女性2人組などが訪れていた。
コロナ禍ではあるが、夏の終わりの恒例となる写真展の復活を喜び、じっくりと足を止め鑑賞していた。
恒例の出展者全員による、倉庫の壁一面に小樽の街で撮影した写真を貼る企画は、展示に時間がかかり密になるため中止とした。
瓜生代表は、「見せ方のアイディアとともに、一枚一枚に力があり、作り手も受け手も自由に作品と向き合える場所として、鉄路展の唯一無二の醍醐味を2年ぶりに味わえ、何よりも嬉しかった。感染防止対策の呼びかけにも協力をいただき感謝している」と述べた。
最終日12日(日)は15:00までの展示となる。
◎関連記事