就任3年目 小樽市長定例記者会見

 

 

 小樽市は、8月27日(金)11:00から、市役所(花園2)別館3階第1委員会で、市長定例記者会見を開き、就任3年目を迎えた迫俊哉市長が、これまでの3年間を振り返った。

 

 市民に信を問うと、出直し選挙を仕掛けた森井秀明前市長を倒して当選。3年前の8月27日に初登庁し、任期最後の1年となった。

 

 当初から市民の目線に立ち、市民との対話を重視しながら市長としての責務を果たしてきたと述べ、公約の「次世代をつくる」・「安全をつくり安心を生む」・「にぎわいをつくる」・「未来をつくる」の4つの項目について振り返った。

 

 小樽子ども未来塾と子育て世代包括センターの開設、松枝中学校を移転させ、小中学校の校舎や屋内運動場の耐震診断、耐震化工事を進め、令和3年度から子ども未来部を新設し、子育て世代の施策を推進させたい。

 

 防災行政無線の整備・市内の海岸線に38基の屋外スピーカーを設置。災害時におけるコミュニティ放送の重要性から、FMおたるの難聴地域解消のため、年内には市内3カ所に新設するアンテナ局の運用を開始。地域の防災力
を高め、地震・津波対策とともに大雨や土砂災害の対策を行い、市民の安心安全の確保の努める。

 

 雪対策では、除雪対策本部の設置を早め予防保全に努める。雪対策基本計画に基づき、市民生活に密着した除雪体制の充実に努める。

 

 地域経済を支える中小企業の支援や基幹産業である観光振興施策を進め、コロカ禍で、深刻な影響を受けている事業者への継続支援は、引き続き行う。

 

 北海道の心臓と呼ばれたまち・小樽が日本遺産の候補地域に認定され、3年後の認定に向けて取り組みたい。

 

 小樽港第3号ふ頭周辺地域の再開発・北海道新幹線新駅と周辺の整備・JR小樽駅前広場の再整備は、すでに進めているが、いずれも官民の連携が必要。多くの関係機関・経済界との協力のもと取り組んでいる。

 

 任期4年目は、猶予期間が迫る北海製罐小樽工場第3倉庫の保全活用に向けた検討、市庁舎と総合体育館における個別施設計画の策定、看護専門学校の存続に向けて関係者と協議し、一定の方向性を示したいとした。

 

 二期目の思いを聞かれ、「やるとは話していないが仮に臨むとするならば、人口対策や財政健全化にしっかりと取り組み、コロナ禍でできなかった、クルーズ客船の誘致拡大や地場産品の販路拡大、観光税に関しても止まったままで、小樽の観光を支えてきたインバウンドが戻るまでには数年かかり、観光戦略についても話し合いたい」とした。

 

 ◎はざま俊哉公式サイト(外部)

 

 また、北海道に緊急事態宣言が発令され、小樽市も札幌市・石狩管内・旭川市とともに特定措置区域に指定。8月14日から、まん延防止等重点措置の措置区域に指定されている同市は、さらに20時以降の外出を控え、酒類・カラオケ設備を提供する飲食店に休業の要請や人の動きの徹底した措置が講じられた。

 

 協力支援金については、8月14日(土)からまん延防止等重点措置により時短営業や酒類の提供自粛の道の要請に協力した飲食店は、26日(木)まで協力した分の支援金の申請を、9月1日(水)から郵送で受け付け、9月12日(日)まで緊急事態措置に協力した飲食店等への支援金の申請は、準備ができ次第、市のHP等で知らせるとした。

 

 ◎令和3年8月27日市長記者会見記録(外部)

 ◎令和3年8月27日市長記者会見記録(YouTube)

 ◎令和3年8月27日~9月12日北海道における緊急事態措置について(PDF)