日本遺産“候補地域”認定記念パネル展 8/20まで

 文化庁が新設した日本遺産の候補地域に、「北海道の心臓と呼ばれたまち・小樽〜“民の力”で創られ蘇った北の商都」が認定されたのを記念し、小樽市役所(花園2)本庁舎渡り廊下で、8月16日(月)〜20日(金)にパネル展が開かれている。

 

 ストーリーの構成文化財は26あり、そのうちの旧日本郵船株式会社小樽支店・日本銀行小樽支店・旧三井銀行小樽支店・小樽運河を守る会関係資料の4枚のパネルを展示。

 

 同時に追加認定の発表があった日本遺産認定の「北前船寄港地・船主集落」の構成文化財のうち、徳源寺龍神堂と塩谷神社に所属する船絵馬33面についても、パネル6点と船絵馬(複製)3枚を展示し、色鮮やかな船絵馬に足を止めて見入る市民もいた。

 

 一度は逃した日本遺産の認定から一転し、3年間の活動で認定に相応しいか評価されるため、今後の取り組みに注目が集まる。

 

 市観光振興室日本遺産担当の田中洋之主幹は、「市役所に訪れた市民が、渡り廊下のパネル展を見て知ってもらえればと思う。パンフレットも配布しているので、ぜひ見てもらいたい。ウイングベイ小樽でも常設している場所もあり、ぜひ買い物ついでに立ち寄っていただければ」と話した。

 

 ウイングベイ小樽(築港11)では、候補地域認定前から、ネイチャーチャンバーや空き店舗など館内3ヶ所で、炭鉄港•心臓と呼ばれた町・北前船の日本遺産に関するパネル展を実施している。

 

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